確定申告の期間は毎年12月に国税庁より発表されますが、例年2月中旬から3月中旬です。この機関に前年の1月1日~12月31日までの、MT4のEAで出た損益についても確定申告をしなければなりません。(12月31日以降に持ち越したポジションは翌年の確定申告の対象となります。)
日本においてMT4のEAトレードで得た利益は「先物取引に係る雑所得等」という雑所得の区分となります。複数のFX会社を利用している方や、EAなどのFXトレード以外の先物取引をしている方は、それぞれの損益を合算して申告します。
たとえば、A社での利益が10万円、B社での利益が20万円、C社での損失が10万円だった場合、10万+20万円⁻10万円となり、20万円の利益として確定申告を行います。
なお、損益計算が最終的にマイナスとなってしまった場合は確定申告は不要です。ただし、損失分を申告しておけば、その分の損失は最大3年間繰り越すことができます。
たとえば、2022年にマイナス100万円、2023年にプラス120万円だった場合、2023年は前年の損失を差し引き、プラス20万円で確定申告ができます。
MT4のEAによる最終損益はMT4のレポートで確認することができます。レポートの出し方は以下の通りです。
- MT4のターミナルウィンドウの「口座履歴」タブをクリック。
- 右クリックし、「期間のカスタム設定」を選択。
- 任意の期間を入力し、「OK」をクリック。
- 再度右クリックし、「詳細レポートの保存」を選択し、名前をつけて保存する。
レポートの最後にある「Summary」内の「Total Net Profit」の項目をよく確認してください。このサマリー内には、口座の残高や確定損益、含み損益など重要な情報が記載されています。確定申告には「Closed Trade P/L(確定損益)」の額を申告します。